近年患者様の歯に対する審美的な関心が高まっているのを、私たちも治療の場で感じております。
このコーナーでは当院の「治療価格表」のページでも一部掲載しており、患者様からのお問い合わせが急増しているハイブリッドセラミックス「エステニア」と、歯科用セラミックシステム「エンプレスU」による治療例を2症例にわたってご紹介していきます。 |
★この症例のキーワード:エステニア エンプレスU 審美修復 下顎臼歯部の審美治療 前歯の審美治療 |
●症例その1 ハイブリッドセラミック(エステニア)インレー
歯牙形態修正、型取り |
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1症例目の患者様は20代の男性の方です。
歯に金属色が目立つのを避けたいとのことでしたので、エステニアインレーによる治療を選択しました。
左の写真は虫歯になっている部分を取り除き、形をととのえて型取りした段階のものです。
虫歯が深く、範囲も広かったのでこのような形態になりました。 |
インレー完成、試適 |
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技工所さんからエステニアインレーが完成してきました。
写真のように形はピッタリとフィットしております。
色調は型取りの時に歯の色にあわせて作っていますが、強い光をあてると微妙にインレーの色が白く浮くように思えます。 |
色調微調整 |
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エステニアなどのセラミック類を歯に接着するときには「接着性レジン系セメント」という一種の樹脂でできた接着材料を使います。
この材料は接着力が強く、長持ちするなどの様々な利点がありますが、審美歯科領域における最大の長所は色調の調整ができるということです。
今回は患者様の象牙質の色にあわせてセメントの色調を調合しました。 |
インレーSET、接着 |
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上記の歯にあわせた色調のセメントを使って、エステニアインレーを歯に接着したところです。
微妙な白浮きも改善されて歯にピッタリマッチしました。
患者様にも確認していただいたところ、ご自分で見ても「どの歯を治療したのかわからない」と、喜んでくださいました。
ちなみにエステニアインレーが入ったのは写真の奥から2番目の歯です。
患者様にとっても私自身にとっても満足のいく症例となりました。 |
●症例その2 オールセラミッククラウン(エンプレスU使用)
エステニアによる支台築造 |
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続いての患者様は20代の女性の方です。
交通事故によって前歯が2本根元から折れてしまいました。
自分の元の歯にできるだけ近い色調・形態で回復したいとのご要望にお応えするため、オールセラミックシステム「IPSエンプレスII」による治療を選択いたしました。
エンプレスは光透過性に優れ天然歯そのものの色調を再現でき、強度も従来の歯科用セラミックに比べて強いので、薄く強く美しい歯を作ることが可能な歯科用セラミックです。
反面、内側に金属で土台を作ってしまうと金属色がぼんやり透けてしまうため、前述のエステニアで歯の土台を作りました。 |
歯牙形態修正、型取り、仮歯装着 |
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土台を歯に装着した後、全体の形を整えて型取りをしました。
土台の形が崩れないように、またしばらくの間審美的に困らないように仮歯を作って装着しました。
プラスチックで即席に作ったものなので、やはり天然歯と並べると色調が単調で透明感もなく、ギャップを感じてしまいます。 |
エンプレスクラウン完成 |
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今回は技工士さんを当院に招いてチェアサイドで立ち会ってもらい、患者様と技工士さんと私との3人で歯の色調・透明感・形態について話し合い、最終的なできあがりのイメージを決定しました。
その甲斐あって、できあがりはご覧の通り大変美しいものになりました。天然歯そのものの出来ばえかと思います。 |
エンプレスクラウンの透明感 |
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エンプレスクラウンに光を当てると、写真のように天然歯のような透明感があるのがおわかりになるかと思います。
また歯の部分部分に応じた微妙な色調(エナメル質の色・象牙質の色、歯の先端または根元の色など)を忠実に再現していることもわかりやすいかと思います。 |
口腔内装着 |
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エンプレスによるオールセラミッククラウンを実際に装着したところです。
患者さんご自身の歯に良くなじんで、区別がつかないくらいかと思います。
前述の接着性レジンセメントで合着したため、色調を損ねずに口の中に装着できました。
患者様にも大変満足いただき、私にとってもやり甲斐のある症例となりました。 |